ごあいさつ

アートマチック株式会社
代表取締役 真崎 信吉

10歳の頃、手塚治虫先生に言われました。
「一流のものに触れなさい、そうすれば君は一流になる」

これが、私のデザイナー人生の原点になりました。
自分の作ったデザインで、世界を変えたい。

そう思うようになった原点は、
手塚治虫先生から頂いた言葉だったのです。

子供の頃の夢は、漫画家になることでした。
いつか絵描きやクリエイターになり、自分が作ったオリジナルなものを創りたい。

そんな想いをもって、
愛知県豊橋市の片田舎で、私の人生ははじまりました。

幼少の頃の私は体が弱く病気がちで、いつも先生に心配されていました。
両親にも、本当に心配をかけたと思います。

特に、私は祖母からかわいがられました。

「信吉、大きくなるんだよ、病気なんかに負けないんだよ」と
涙ながらに背中をさすってくれたことを、今でも覚えています。

そんな、祖母にも、両親にも心配をかけた子供時代だったのですが。
絵を描くことは、本当に得意でした。

きっかけは、小学生の頃。
たまたま、描いた絵が市の展覧会に選ばれたのです。

「信吉、よくやったな!」

父も、母も、本当に喜んでくれました。
あの笑顔は、今でも忘れられません。

いつしか、「自分はクリエイターになって多くの人に影響を与えたい」という想いを、
持つようになっていたのです。

手塚先生から、小学生の頃、お話頂いた言葉があります。
私が10才の時のことでした。

『漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画を見て、
一流の音楽を聞き、一流の芝居を見て、一流の本を読みなさい。そして、それから自分の世界を作るんです。』

『人を信じなさい。しかし、その百倍、自らを信じなさい。』

『僕の体験から言えることは、好きなことで、絶対にあきないものをひとつ、続けて欲しいということです。』

手塚治虫。

日本のマンガ界を変え、世界に多大な影響を与えた伝説上の人物。
マンガをアートに変えるという大きな金字塔を打立てた人。

はじめて、お会いした手塚先生は
子供の目で見ても、本当に大きかったものです。

この言葉が原点になって、
いつか、クリエイターになりたいと思っていたのです。

そんな夢を持っていたのですが。。。

高校を卒業した後、私は、デザインへの情熱を失っていました。
近所の友達と夜遊びを繰り返し、昼まで眠る生活。

子供の頃に思い描いた、クリエイターへの情熱、
手塚先生から頂いた言葉も忘れ去っていました。

毎日、働きもせず遊んでは、
ブラブラとフリーターのようなことをしている。

憧れていた絵筆を取る事も忘れ、絵を描くことも忘れ、
ただその日の楽しみに没頭していました。

悪い友達と付き合い、夜の街へ飛び出し、
お酒を飲んだり、ライブハウスやクラブを行き来するだけの日々。

両親は、心配していました。

あんなにデザインへの情熱をもっていた息子が、
気力もなく、抜け殻のように遊びまわっている・・・・

死人のような目をしていました。
そんな私を見かねた父は、言います。

「信吉、お前、いつまでくすぶってるんだ?どうせなら、
一流の人が集まるニューヨークでも行って、本物に触れて来い」

私は、デザインへの情熱を失っていました。
そして、ニューヨークへ単身、旅立つことになるのです。

英語も喋れず、思わず飛び出したニューヨークでの日々は本当に刺激的でした。

一流の街には、本当に多くの人が集まっていました。

映画を見たり、演劇を見たり、
美術館へ行き、ファッションを探求したり・・・・・

あまりの楽しさに、お金を使いすぎてしまい、
ホームレスに近い生活をすることに(!)

でも、見るもの全てが新鮮で、斬新で、本当に、楽しかった。

「俺はデザインの仕事がしたい」心の底から思いました。

お金はなく、真冬のセントラルパークでホームレスに近い生活をしながら
フードスタンプで給仕される食事をとりながら

私は、美術館や、新進気鋭のデザイン事務所などへ行き、
見聞を広めていきました。

初めて行ったニューヨークは、見るもの全てが新鮮でした。そして、思ったのです。

「俺が本当にやりたいのはこれだ!やっぱり、
芸術の世界、クリエイティブな世界で生きていきたい!!」

心の底から、思いました。

決定的だったのは、
今はなき、世界貿易センタービルの頂上に上った時のことです。

1999年の12月のミレニアムの目前に、
朝早く、私は世界貿易センタービルの頂上に上りました。

朝焼けに輝くニューヨークの街を眺め、
「俺は世界の中心にいるんだ!」と叫びだしたいような気分でした。

そこで、掃除夫のおじさんに、
突然、話しかけられたのです。

「お前はどこから来た?」

日本から来ました。

「仕事は何をやってる?」

今は何もやってませんが、そのうち、世界を変えるデザイナーになりますよ。

そういったら、掃除夫のおじいさんは言ったのです。

「俺は、世界で一番高いビルの、一番高いフロアを掃除しているんだ。
お前も、自分の夢を叶えろよ」

ニューヨークで見る朝焼けと
掃除夫のおじさんの言葉。

その2つのことが、奇妙にシンクロして
ガーンと大きなトンカチで頭を打たれたように驚きました。

雷に打たれたかのような衝撃を覚えました。

その時、思ったことがあります。

それは、このじいさんは、
ただの掃除夫なのになぜこれほどの自信をもっているんだ?
ということです。

フリーターで、力もお金もなく
冬のセントラルパークでホームレスに近い生活をしていた私は
自信を完全に失っていました。

遠い昔、デザインの力で世界を変えたいと思っていたことも、
はるか彼方へ消えていました。

しかし、そんな私と対照的に、そのおじいさんは、
圧倒的な自信をもって、掃除の仕事をしていたのです。

社会的に見たら、決して立派な仕事ではないかもしれません。
政治家でも、大企業の社長でもなく、言ってしまえばフリーターと変わりません。

しかし、内から湧き出る自信に、心打たれました。

その瞬間、決断しました。
日本に帰ろう、と。

そして、「本格的にデザイナーとしての道を探求しよう」
と決意を新たにしたのです。

夢への第一歩を歩みだした瞬間でした。

デザイナーになってからの日々は、順調でした。

子供の頃からの夢を叶えた私は、
自分が納得のいくデザイン、人の心を捉えて離さない、
何年も、何十年も残るデザインを作りたいと、奮闘していました。

仕事は、本当に順調でした。

もともと持っていた気質もあってか、
どんどん依頼が舞い込むようになっていたのです。

サラリーマンながら、多くのお客さんから指名を受ける、
売れっ子デザイナーになっていました。

他のデザイナーが作ったサイトなどお客さんから

「いやーこれはちょっと微妙だね・・・真崎さんにお願いできないですか?」
こんな問い合わせを受けるほど。

ちなみに、私はデザインは独学です。
誰からも習ったこともありません。

自分の求めるクールなデザインを作り、それが感謝される。
この頃の日々は、今思い出しても本当に楽しかったものです。

そして、そのままの勢いで独立しました。

会社名は、アートマチック株式会社。
人の目を引くデザインを作りながらも、企業の売上アップに貢献する。

「売上を上げない限り 、クリエイティブではない」

by ディヴィッド・オグルヴィ

とある広告会社のコピーが胸に突き刺さり、この言葉を信念に、働いてきました。

仕事の依頼は、続々とやってきました。

口コミが口コミを呼び、
一人では対応しきれないほどのご依頼を頂きました。

その1つ1つを丁寧に、決して手を抜くことなく、
最高レベルのデザインを、最短の納期で収めるよう、努力しました。

デザイナーを雇ってチームで仕事をすれば良かったかもしれません。
でも、何回かトライしたことはあるのですが、ダメでした。

妥協したデザイン、魂を感じない制作物を見ると、
黙っていられなくなるのです。

「本当にやる気あるの?」
思わず、聞いてしまったこともあります。

納得のできない作品は納品しない。
自分よりも、センスの良いデザイナーしか雇わない。

そういうモットーでやっていたので
自分が作れるプロダクトには限界があったのですが・・・

次々と頂く依頼を断りながら、本当に自分が納得できる仕事だけを熱心にし、
私としては、満足し、幸せな日々を送っていました。

しかし、そんなある日。事件が訪れます。

リーマンショックをはじめとする、いくつもの金融恐慌がやって来たのです。

この一件をきっかけに、順調だった受注数も大きく変化しました。

それまで、うまくいっていたビジネスも
なぜかまったく受注が取れなくなり・・・

ダメでした。

金額を叩かれたり、下請けのような扱いを受けることもありました。
この時期、多くのデザイン事務所が潰れていったといいます。

それまで、大手とのやり取りが多かったのですが、
このままではマズいという危機感が生まれました。

「このままだと、潰れるかもしれないな。」
そう思うことも、一度や二度ではありません。

日に日に、受注は来なくなり、
来たとしても単価の安いものばかり。

何もすることがなく、一日中、掃除をしたり、
本を読んだり・・といった日もありました。

夜、眠る時、会社が倒産して夜逃げをする夢を見て、
ガバッと目覚めることもありました。
汗をビッシリとかき、このままではマズい・・・
そう、恐怖に駆られていました。

そんな時だったのです。
「マーケティング」と出会ったのは・・・

ただのデザイン事務所では、この先厳しいかもしれない。
下請けとして受注するだけでなく、
自分のところで収入をコントロールできるスキルを身につけなければならない。

そう思った時、「マーケティング」との出会いがありました。

たまたまの偶然だったのですが、とある、
海外最先端のマーケティング情報を日本中に広げるあるマーケターと、
ご縁ができたのです。

彼は、言いました。

「真崎さん、一緒に仕事しましょうよ。
そうしたら、日本一マーケティングに精通したデザイナーになりましょう」

この一言が、転機になりました。

それまでは、私は、

「良いデザインを作りたい」
「デザインの力で世界を変えたい」という想いだけで、
経営やビジネスの勉強はまったくしないまま、突き進んでいました。

子供の頃からの夢を叶えるために、
ただデザインの美しさだけを追求していたのです。

しかし、この時のどん底の経験がきっかけになり、
私のビジネス観は大きく変わったのです。

スモールビジネスは、常にギリギリの綱渡りをしているようなもの。
たった1社との契約が反故になるだけで、潰れるということもあるでしょう。

それからは、ご縁がご縁を頂き、
専門のマーケターの方々とのお仕事が、メインになっていきました。

彼らとの仕事は、ビジネス的にも本当に勉強になり、
エキサイティングな日々が続いたのです。

そして、徐々に、マーケティングの勉強をしていきました。

マーケティング、つまりお客様を集め、販売する、ということは
スモールビジネスにとって、生命線を握ります。

生死を分ける、といっても言い過ぎではありません。

第一級のマーケターたちから直接、聞くことができた。

そして、頭で覚えるのではなく体で覚えることができた。

机上の空論ではなく、触れば血の出るような実践論です。

この経験は、私の人生を大きく変える きっかけになりました。

ダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハム、リッチ・シェフレン、
マイケルE.ガーバー、ディヴィッド・オグルヴィなど、ビジネスを学んでいきました。

そして、1つの信念が生まれたのです。
それは、売上を上げなければ、クリエイティブではない、ということです。

多くのデザインの世界では、
日々、先鋭的なアートや奇をてらったアートが生まれては消えていきます。

たとえば、ファッションにしてもしかり。
映画や絵画でも、そうかもしれません。

Webデザインの世界も、例外ではありません。

しかし、本来のビジネスの目的、そしてデザイナーの役割を考えたとき、
それは、より多くの方に貢献し、価値を生みだすこと、が仕事のはず。

デザインは、その役目を果たすための1つの要素です。

経営者、ビジネスマンにとって、
本当の目的は「売上を上げること」のはず。

しかし、多くのデザイン事務所は、
その原点を忘れて、自分の色を出すことに躍起になっているのではないか、と思うのです。

以前の私は、そうでした。
しかし、リーマンショックをはじめとする金融恐慌、
そして業界の第一線を走るマーケターの方々との出会いで気づきました。

本当にクリエイティブなデザインの仕事とは、
売上を上げ、より多くの方に貢献する力をもつこと。

そして、なおかつ、デザインが先鋭的でクールなもの。

この2つの相反するものを、
両立させたものこそが本当のクリエイターの仕事なのだ、と私は思っています。

そして、今も、その境地を目指し、私の探求は続いています。

本当に、クリエイティブな仕事とは何か?
本当の意味での、社会に価値を与えるデザイナーとはどのような存在なのか?
そして、世界を変えるようなデザインとは、どのようなものなのか?
「本当の美」とは、「永遠の美」とは何か・・・・?

まだ、私の中で答えは出ていません。
日々、葛藤することばかりです。

自分が求めるクリエイティブとは、何か。
ビジネス上の正解とは、何か。

この2つの目的の狭間で、
自分を見失いそうになることもあります。

しかし、1つだけ確かなことがあるとすれば。

幼い頃に抱いた、デザインへの憧れ。
この想いは、確かなもの。

そして、究極の理想に向かって、一歩一歩進んでいるという確かな感触です。

10才の時に頂いた、手塚治虫先生からの直接の言葉。

「一流のものに触れなさい、そうすれば、君は一流になる」
これが、私のデザイナー人生の原点です。

まだまだ、夢の途上ですが、これからも、この道を探求していきたいと思っています。

そして、本気の起業家・経営者を心からサポートしたい。
そういう風に、思っているのです。

もし、共感できる方がいたら、
私にご連絡を頂けませんか?

私は、夢へ向かって本気で進む方を、心から応援したいと思っています。

そして、

深い関係を築きながら、私が、これまで探求してきたデザインと
マーケティングの力でともに進みたいと思っています。

ビジネスの世界は、きれいごどだけでは通用しないことは分かっています。

稼げなければ、ビジネスは存続しませんし
進歩がなければいつかは死んでいきます。

弱肉強食、盛者必滅、
それが、ビジネスの世界の常。

「未熟だからこそ成長出来る。成熟したとたん腐敗がはじまる」
- レイ・クロック

この言葉が、私は大好きです。

しかし、そうはいっても、本当に共感しあえるパートナーと、
道を進んでいきたいのです。

たった一度、生まれた人生。
究極の美、究極の理想を求めて、デザインの道を探求したい。

デザインの力で世界を変えたい。
私は、そう思っています。

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